デノミになるか?

昨今の経済対策を見ていると、前向きな需要創造が見られないのが残念です
今のような不況期には、緊急融資・特別融資という対策が必ず実施されますが、企業サイドから見れば、借金が増えるだけです
 元気な人が病気になり、治る自信がないので「もっと即効性のある薬をください」と言っている様なものです 「そのうちアメリカの景気が持ち直せば、景気はそのうちよくなりますので、薬で生きながらえましょう」と言うことでしょうか。。。。
結果的には借金(負債)が増えてしまうだけです
売上が減り、収益力も下がり、負債が増えると言うことでは企業の財務内容は、じわじわと悪化していきます

 日本人は悲観論を好む方が多い傾向が強く、「じっとしておくのが最良の策」のように動くことに慎重なようです
未曾有の世界的な大不況なのですから、やはり前向きな動きも必要です 日本は、比較的政治体制・経済体制が安定していますから、もう少し大胆かつ長期的な視点に立った経済政策が必要です
たとえば、ニューディール政策でダムを作ったようなものです

もっと派手な政策が必要です
たとえばデノミです
1.為替が安定かつ対外通貨に対して強含んでいること
2.新札が発行されてから時間が経過していること
(※偽札もそれなりに増えてきます また、紙幣製造技術も継承していかないといけません)
3.内需拡大が求められていること
4.構造改革が必要なこと
5.雇用の拡大が必要なこと
6.日本の基幹産業に効果があること
7.満遍なく効果が行き渡ること
8.社会経済的にも比較的安定していること
9.政治体制・国民生活が安定していること
などを考えると、デノミがぴったりです


今は、わが国はお金が回っていないのです
公的資金が投入されても、金利が限りなく下がっても
やっぱりお金は回っていないのです
今必要な景気対策はお金を回すことなんです

公共投資・・・・一部の人だけにしかメリットがないのです
みんなが「名誉ある無駄遣い」をしなくちゃいけないのです
昭和59年に「内需拡大」をアメリカに要求されて以来、
景気回復は内需しかないのです

ですから「デノミ」です
皆さんの周りで関係のない人を捜す方がたいへんです
1.コンピューターのソフト屋さん
2.インク屋さん
3.紙屋さん
4.印刷屋さん
5.ペンキ屋さん
6.工務店さん


「看板替えるついでに、玄関も直しちゃおうか」
なんて考える人も出てくるかもしれません
モノが動く契機としなければいけません

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経済対策のひとつにデノミを加えていただけませんか?

日本経済はいわゆる「外需主導」で成長してきました
「外需」が好調なときは景気がいいのです

世界中の経済が足踏みしようとしてる中ですから、内需拡大をしないといけません

為替も比較的安定していますから、デノミのチャンスです
通貨単位を変えることで、「日本国中が大いなる無駄遣い」をしてみませんか
タンスの中に眠っていた現金も出て来ざるを得なくなります

便乗値上げも出来ます
通貨単位が変わることで、物の価値も見直されるかも知れません
お金の使い方も変わるかも知れません
あるいは、無駄遣いの見直しのチャンスかも知れません
こういうエポックメーキングな出来事は教育の現場にも有効です
「お金の生業(なりわい)」を教育の現場で考えるチャンスです

「この先6ヶ月後から、新通貨しか使えません!今のお金は使えません!今後は銀行でだけ通貨交換を行ないます」
と言うお触れが出たら、どうなさいますか?
老若男女、家中をいわゆる「家捜し」です 忘れていたお金も出てくるかも知れません 銀行ではマネーロンダリングも行なわれますから、消費に回さざるを得ないかも知れません あるいは住宅をリフォームしたり車を買ったりする方も増えてくるかもしれません
コンピューターを多様している企業などでは、すごい出費となってしまいます だからいいのです
本当に困っている企業があるのなら『デノミ対策補助金・融資』を行なえばいいいのです

もし、デノミがもとで経済が混乱し円安に触れたのなら、輸出企業にチャンスが訪れます また外需で稼ぎましょう
株のマーケットでは『デノミは狼少年』らしいのですが、株式投資の材料にはなります

今の為替相場で見れば、1ドル=0.9円と言う時代が来るのも楽しいではないでしょうか。。。