日本経済破たんか?

今週の週刊朝日藤巻健史氏の「日本経済は1年で破綻する」という記事が載っていた。
1年後かどうかはわからないが、数年で破綻してもおかしくはないと私は思う。
「破綻する」というのは具体的に言うと、国債が売れ残って予算が組めなくなると言うこと。


必然だろう。来年度末には国の累積赤字が1000兆円弱になるというのに、その赤字解消して財政を健全化する道筋が全く見えないのだから。
日本の税収はどんなに景気が良くなっても70兆円が最大。それに対して借金が1000兆円弱だ。
#バブルの時の税収が60兆円+その後導入された消費税10兆円
国じゃなくて人に置き換えて考えれば異常さがよくわかる。年収70万円で1000万円弱の借金をしていて、さらに毎年借金を重ねている。そんなヤバい人が信用されるだろうか。


よく「日本国債の多くは国内で消化されているから大丈夫」とかいう人がいるが、何が大丈夫なのだろう。
国の借金を国民の借金に振り替えているだけで、借金があることには変らない。
また、今問題になっているギリシャ財政赤字はここ数年の話だが、日本は20年くらい赤字が続いている。どっちがより深刻なのか考えればわかるだろう。


日本がこんなことになってしまったのは「バラまきを止める仕組みがないから」と藤巻氏は言う。
国民はやれ橋を造れ、道路を造れ、なんか施設を作れと言う。
企業はやれ補助金よこせと言う。
議員は選挙のこと、官僚は保身しか考えていないからそういう要求を飲む。必要性とか費用対効果なんてまともに考えていない。
要するに、みんな今の自分のことしか考えていないくて未来の事を考えていないからだ。
西欧では「次世代にいかに良い社会を残すか」ということが大人の責任だと考えられている。
これが日本にはない。


まあ、どんなに保っても10年くらいじゃないだろうか。
そう遠くない未来には
国債売れ残り->日銀が売れ残り国債を買う->ハイパーインフレ・超円安で国民財産価値激減
という事になるだろう。
その前に資産は外国に逃がしておけという話。